Date January 19, 2014
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以前、RSSを含む様々なwebサービスの情報をDay Oneに集約できるSloggerというコマンドラインスクリプトを紹介しましたが、今回はそれをヒントに作られたSifttterというアプリを紹介します。

sifttter=IFTTT+Day One

IFTTT

S「log」gerに対するS「ifttt」erということですが、IFTTTをすでにご存知の方は多いのではないでしょうか。これはIf This Then That (もしこうするとこうなる)をもじったもので、あるサービスのアクションをトリガーにして他のサービスに対して指定したアクションができるというものです。

例えば、RSSをトリガーにして更新されたアイテムをTwitterでつぶやくということができます。(1月19日現在)78個ものチャンネル(=サービス)に対応していて、それぞれのチャンネルを掛けあわせてさっきのRSS→Twitterのような「レシピ」を作ります。最近iOSアプリも提供されて、iOSのリマインダーや写真などもトリガーにできたりするので、是非チェックしてみるのをおすすめします。

+ Day One?

さてSiftterがどのように動くかというと、iftttを使ってアクショントリガーが起こった時にDropboxにそのログを保存するというレシピを作成します。その際フォーマットとして"- 日時 - 記録したい内容 @done改行"となるようにします。例えば次のレシピはTwitterのログを保存しますし、その他にもレシピをsifttterで検索すればいろいろ見つかります。

IFTTT Recipe: Sifttter: Tweets to Dropbox

これを設定しておいて、あとは指定した時間にSifttterを起動するだけで、それまでに起きたイベントをファイルごとにまとめて日記のエントリにしてくれます。作者のサイトではスクリーンショットも見れます。が、基本的にMarkdownのリスト形式で表示されるのでかなり見やすいです。

インストール

Mavericks対応、あるいはOS X 10.8以前のスクリプトをダウンロードして適当な場所に置き、28行目付近(Day Oneエントリの保存先)と53行目(IFTTTのログフォルダ)のパスを適宜指定します。その後chmod a+xで実行権限をつけます。

Lingonなどを使って指定した時間にプログラムが起動するようにしましょう。アプリを使わなくても~/Library/LaunchAgents/以下に次のファイルを置けば午後11時55分に起動できます。(再起動か、あるいはlaunchctlによるloadが必要です。)

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
    <key>Label</key>
    <string>com.craigeley.Sifttter</string>
    <key>ProgramArguments</key>
    <array>
        <string>ruby</string>
        <string>/Path/to/sifttter_1.8.7.rb</string>
        <string></string>
    </array>
    <key>StartCalendarInterval</key>
    <dict>
        <key>Hour</key>
        <integer>23</integer>
        <key>Minute</key>
        <integer>55</integer>
    </dict>
</dict>
</plist>

Sloggerと比較すると

まず第1にあげられるのは、IFTTTを媒介としてる点です。これにより、IFTTTが対応するサービスすべてのログを毎日自動的にDay Oneに取り込むことができます。次にフォーマット変更が容易ということが挙げられます。

Sloggerのフォーマットを変更するにはrubyで書かれたプラグインやコンフィグファイルを見なければならないので、不慣れな人にはすこしハードルが高いです。一方Siftterは1行フォーマットの最初の日時と最後の@doneこそ正しく動作するために必須ですが、それ以外のフォーマットはIFTTT上から簡単に変更することができます。また、自分で対象フォルダに直接テキストファイルを置くのもいいでしょう。

とかなんとか言ってきましたが、自分自身はまだSloggerから乗り換えるには至りません。というのも自分の使い方ではSloggerのプラグインだけでも十分だからです。しかし今後のIFTTTのチャンネルの増え方とタイミング次第ではSifttterに乗り換えるかもしれません、

まとめ

今回は以前紹介したSloggerにインスパイアされて作成されたSifttterを紹介しました。SifttterはIFTTTを組み合わせることで無限の可能性を発揮します。みなさんも是非試してみてはいかがでしょうか。


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