Date January 14, 2014
Tags Chicago / mac
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注) 結果的に無料で保証対象外のパーツも交換になりましたが、アップルストアや機種の状態によって対応が異なる場合がありますので予めご了承ください。

前兆

昨年の11月ごろから3年前に購入したMBPが頻繁にクラッシュ(灰色の画面になって強制再起動)するようになりました。 Consoleでクラッシュの原因を確認してみると「GPU Panic」と表示されているので最初は熱暴走かなと思っていました。 ところがそれほど本体が暖まっていないときにもクラッシュすることがあったので、これは何か他に原因があるのかもと考え検索してみました。

すると、各種フォーラムでも同様の事例/質問があるのを見つけます。

読み進めてみると、どうやらApple公式でも説明されてるとのこと。

MacBook Pro (15-inch, Mid 2010): Intermittent black screen or loss of video

ちょっと引用してみます。

Apple has determined that a small number of MacBook Pro (15-inch, Mid 2010) computers may intermittently freeze or stop displaying video on the built-in display or on an external display connected to the MacBook Pro. In this situation, you may also see a restart warning message before the video is lost or the display turns black or gray.

要するに少数のMBP 15 inch mid 2010においてディスプレイが表示されなくなったり、フリーズしたりして、再起動が必要になるとのことです。

対処法としては最寄りでアップルのサービスを受けてくれということらしいです。さらにこんなことも併記されています。

Apple will service affected 15-inch MacBook Pro computers free of charge until three years from date of purchase. This worldwide Apple program does not extend the standard warranty coverage of the affected MacBook Pro.

どうやら購入後3年以内なら保証範囲内だと。自分はアップルケアに入ってなかったのですがそれでも大丈夫でした。ただ、フォーラムでの後日談によると、購入後3年以上経っていたので修理費を請求された人もいるようです。

というわけでアップルストアに持っていく


cc licensed ( BY ) flickr photo shared by Christian Terboven

早速ジーニアスバー(要予約)に持って行ってみると簡単なテストを走らせた段階でGPUのエラーが見つかりました。対応してくれたお兄さんもこうなると話が早い、みたいな感じで「無償で交換できるよ、1週間くらいかかるかな」とのこと。

原因が判明したことで多少ホッとしましたが、その時は学校もあったので1週間MBP無しは厳しいなあと思い、セメスターが終わったら持ってきますということに。ついでにバッテリーがかなりヘタってるとも言われ、こっちは交換に100ドルかかると。

15インチでも全然モバイル用途として使っているので、バッテリーの持ちがやばいのも気づいていたのものあって、100ドルだったらいいかなと思ったもののそれも含めてまた今度持ってくるとしてその時は終わりました。

余談ですが、その後クラッシュするときは必ずミッションコントロールを表示するとき(3本指でスワイプアップ)だということに気づいたので、ミッションコントロールの機能、ショートカットを封印して1ヶ月ほど過ごしました。そのためCommand+TabとDockの使用頻度があがり、直って返ってきたいまでもそのくせが抜けません。ミッションコントロール便利ですけどね。

ついに交換へ、そしてサプライズ

セメスター終了後、2回めのジーニアスバー訪問へ。前回のメモが残っていたので交換手続きもスムーズにできました。その時はバッテリーのことは言われなかったのでこっちから聞いてみると、電源容量が80パーセントを切っていたなら交換したほうがいいのだけど、今の時点では81パーセントだと言います。そんなに切迫してるわけでもないのでなければないでいいかなと。その時もらった明細にはロジックボードの交換修理、ということだけ書かれていました。

受け取りはきっちり一週間後でした。携帯に連絡があったのですぐに行きますと伝え、ジーニアスバーのチェックインで身分証明書を見せてスタッフに現物を持ってきてもらいました(予約は不要)。受け取りの確認時に、スタッフが明細と共に「ほぼ全部取り替えてるね」と言っていたのですが、まさかそんなはずはないだろうと思っていたのと、早く家に帰りたかったことから特に確認もせずに流しておきました。だってバッテリー交換したなら100ドルはかかると言われていたのに、お金払えなんて一言も言われなかったし。

さて、家についてから実物をじっくり見てみたところで驚きました。そりゃ3年も持ち歩いていれば外装に擦り傷がたくさんついています。でもそれらが綺麗さっぱりなくなっていたのです。「ほぼ全部取り替えてるね」という言葉がフラッシュバックします。改めて受領書を確認してみるとそこに交換したリストとして表記してあったのは、

  • Logic Board 2.4 GHz
  • Battery Li-Ion 77.5 Whr
  • Bottom Case
  • Top Case w/Keyboard
  • MagSafe Board

なんということでしょう。交換対象だったロジックボード以外に、バッテリーから底面からキーボードまで、まさに「ほぼ全部」交換されていたのです。何度も記載を確認しましたがやはり作業費等の請求は一切ありませんでした、

一番うれしかったのはやはりバッテリーが交換されていたことですね。これでまだモバイルでも戦えます。加えて、ありがたくこれからも大事に使おうと心に決めました。あと3年は使い続けようと思います。(でも本当はMacbook Airが欲しい…)

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まとめ

今回は公式に発表されていた不具合だったこともあり、アップルケアがなくとも3年の保証期間内なら無料で対応してもらうことができました。しかも返ってきた本体は不具合対象のパーツ以外も交換されていました。領収書を見る限りでは、出荷時にハードウェアテストを実行して問題ないことを確認しているようです。意外だったのはアップルストアではぎりぎりセーフだったバッテリーがテストに失敗していたことです。工場へ輸送されている間に容量80パーセントを下回ったのでしょうか。

ということは、かなり限定された状況ではありますが、ジーニアスバーでオーダーしなかった故障対応でも直って返ってくる可能性があるということです。例えいくつか不具合があったとしてもあえて全部修理を頼まないという手も考えられますね。とはいえ冒頭にも書きましたがすべての状況にこれが当てはまるとは限りません。実際にやってみようという方は自己責任でお願いします。


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